熊本県の高校・中学制服

熊本県の中学校の制服って？学生服の特徴や学生について

現在、熊本県の中学校の学校数は国立・公立・私立・分校を合わせて168校・2分校あります。熊本県の中学校の制服の特徴は、国立・公立と私立で異なることです。
国立と公立は男子生徒は学生服、女子生徒はセーラー服が一般的です。私立中学校の多くはブレザーを導入しています。
なお、現在のところ熊本県の中学校では私服通学を認めているところはありません。
実は以前、熊本県のある公立中学校で、私服通学をしていた生徒がいましたが学校側から「学校に混乱をもたらす」と判断され一時問題になりました。
その生徒はクラスのみんなと一緒に授業を受けられなくなります。結局は制服を着用するまで、別室で個人指導を受けることになりました。
このように熊本県の中学校はどちらかというと全体的に保守的です。中学生の私服通学には厳しい面があります。ところで大多数の熊本県の中学生は、中学校の制服に関して「中学生らしくていい！」と高評価しています。
熊本県の一般的な公立中学校である熊本市立出水（いずみ）中学校の女子生徒の制服の特徴についてご紹介します。制服は夏も冬もセーラー服タイプです。
違いは冬服は上下濃紺で生地が厚いセーラー服ブラウスとジャンバースカート、胸のリボンが夏服に比べると大きめです。
夏服は上が白地で薄手のセーラー服ブラウス、下が薄手の爽やかな水色の夏らしいサスペンダースカートです。
熊本県の一般的な私立中学校であるマリスト学園中学校の女子生徒の制服の特徴についてご紹介します。マリスト学園中学校の冬服は上がミドルブラウン色のブレザー、下が赤色のスカートです。
特徴はネクタイとスカートにギンガムチェック（格子柄）が採用されていることです。全体的に赤みが強いので、元気が良いイメージがあります。女優の橋本愛さんは熊本県の熊本市立藤園（とうえん）中学校出身です。
熊本市立藤園中学校の制服の特徴は冬服は上が濃紺で厚手のセーラー服ブラウス、下が濃紺で厚手のジャンバースカートです。
夏服は上は白地に青線が入った薄手のセーラーブラウス、下が濃紺の薄手のスカートです。

熊本県の高校の制服って？学生服の特徴や学生について

現在、熊本県の高校の学校数は公立・私立・分校を合わせて78校・4分校あります。熊本県の高校の制服の特徴は、公立・私立・男女ともにブレザー制服が大半です。
ただし今でも公立の男女共学校の男子生徒は昔ながらの学生服着用です。また、私立の女子高もセーラー服を着用している高校が多くあります。
元々熊本県の高校の制服は男子は学生服、女子はセーラー服が一般的でした。ブレザー制服に流れが変わったのは、平成に入ってからの男女共学からです。
それまで熊本県の私立高校は伝統的に男女別学の高校がほとんどでした。平成に入り、生徒数の減少から男女共学を経て、ブレザー制服に一斉に移行します。ただし、熊本県の高校においてのブレザー制服の歴史はまだ10数年ほどしかありません。
ところで熊本県には、私服通学可能な高校が1校だけ存在します。それは県立湧心館高等学校です。
湧心館高等学校は学力的・金銭的・人間関係的な理由で、高校に通うことができなかった人たちを多く受け入れている普通高校です。年齢層も16～80歳までと幅広い学生たちが通学しています。
私服通学であることから、校風も自由度が高く、行事などは全員参加ではなく自由参加が可能です。駒本県の高校で最もユニークな制服を着るのが県立濟々黌高等学校です。
濟々黌（せいせいこう）は熊本第2位の進学校ですが、現在でも男子は学生服、女子はセーラー服という伝統を忠実に守っています。濟々黌は今でも、バンカラ風を残している数少ない高校です。
ところでユニークな理由は男女とも、学帽をかぶることです。男子生徒は卒業式などの公式な行事では通称「キナセン（黄色の意味）」と呼ばれる学帽をかぶってのぞみます。
また、女子生徒も運動会街頭宣伝パレードでは、学帽をかぶって街中をパレードします。このように運動会前には、女子生徒の非常に珍しい学帽姿を見ることができます。女優の倉科カナさんは熊本県の熊本信愛女学院高校出身です。
熊本信愛女学院高校の制服の特徴は冬服と夏服で、タイプがガラッと変わることです。冬服は伝統のあるV字ジャンパースカート（ベストとスカートが一体型のもの）、夏服は一転してライトなデザインのセーラー服が採用されています。

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